姉
今日は、姉のように慕っていた女性のお家へ行ってきました。
彼女は、眠っていました。
すぐに起きそうなくらい、穏やかな表情でしたが、もう起きることはありません。
わたしの母が入院していた時に同じ病室にいて、いつの間にか母が『娘が増えたわ!』と言っていて、家族ぐるみで仲良くなりました。
もともと看護師さんで、マッサージの資格も持っていて、彼女の体調がいいときは専属の訪問看護師として母のもとに通ってくれました。
わたしがアヤを妊娠する前、一緒に妊活しよう!と頑張った仲間でした。
母を亡くした時、母の代わりに赤ちゃんを抱くからね、と言ってくれました。
実際、わたしが実家に帰省するたびに母に会い、そしてアヤを抱きに来てくれました。
夏休みにも、会ったばかりでした。
出会った頃は、固形物が全く食べられなくて点滴のみだった彼女は、この夏、食べすぎちゃって・・・とだいぶ身体がふっくらしていて、ならばとわたしがむいた梨も食べてくれて、頑張ってリハビリしているんだなあと嬉しくなったことを覚えています。
確かに、感染症は怖いし、いつ何が起こるかわからない状態ではあったけれど、今年は1度も入院していないと聞いていたし、すごく元気に過ごしていると・・・
神様は、何を見ているのだろうか。
本当は、お通夜に行きたかったけれど、ヒロの幼稚園もあるし、2人連れて行ける距離でもないので、断念して、今日お家に行かせてもらいました。お手紙を一緒に添えてくれるというので、便箋にびっしり書かせてもらいました。
言いたいことはたくさんあって、まとまらない文章にはなったけれど、彼女ならいい感じにわかってくれる。
お通夜は父が行ってくれるそうです。
葬儀には弟が行ってくれるそうです。
ご主人が『今頃やっこママ(わたしの母)と会ってるかな。』と言っていました。
会えていればいいな。
楽しいといいな。
苦しさに耐え、頑張って生きてきた彼女。
もう苦しいことがないことが、せめてもの救いです。
また、みんなで会いに行きます。