小学生の食習慣
低年齢化するダイエット志向
- 最近の問題点として、肥満傾向の児童が増えている一方で、痩せすぎの児童・生徒(女性)も増えている点があげられる
- 「憧れのタレント、モデルのようなスタイルになりたい」、「スレンダーな服が似合う体型になりたい」などの理由で、標準体重であるにもかかわらず、痩せすぎの状態が憧れとなっていることもある
- ある子どもの意識調査によると、「今よりやせたい」と思っている児童・生徒は69%にものぼったそう
- 最も栄養を必要とする成長期の子どもが20歳前に無理なダイエット(食事制限)をすると、成長に必要な栄養素が不足する
- 特に成長期にカルシウム不足が続くと、本来なら骨密度のピークを迎えるはずの20歳には、70〜80歳代の骨のようにスカスカになってしまうことも
- また、貧血や生理が止まるなどの状態を招くこともある
- 「大人になったら自然とスリムになるよ」など、今の姿を肯定的にとらえて話しかけ、必要のないダイエットは避けるように導いてあげよう