なみかわ家のおうちごはん日記

我が家のおうちごはんの記録と日々のあれこれを綴っています

環境問題はすべてがつながっている

地球1個分の生活を目指して〜エコロジカル・フットプリント〜

  • エコロジカル・フットプリント(Ecological Footprint)とは、ある地域の人々が生活のために消費する食料や、木材などの生産資源や、エネルギーを生み出すために必要な土地や海洋の表面積を示す指標のことで、「生態学的足跡」と訳されている
  • 具宅的には、食料のための田畑や牧場などの農業用地、海洋、木材・紙の供給や二酸化炭素吸収のための森林をはじめ、地域外からの輸入物の生産に必要な面積も含めてグローバルヘクタール(gha)として表わし、その面積を地域内の人口で割ったものを1人あたりのエコロジカル・フットプリント(gha/人)として表す
  • この数値が大きい地域の人ほど、より多くの資源を消費し、地球環境に大きな負荷を与えていることになる
  • WWF世界自然保護基金)のデータによると、2006年の日本のエコロジカル・フットプリントは4.4gha/人
  • 日本人は1人につき、地球の4.4ha相当の面積の土地を踏みつけて生活していることを表している
  • 地球上の生物の住める生産力のある地域の面積は、世界の人口1人あたり1.8gha/人
  • なので、世界中の人々が日本人と同じような生活をすると4.4÷1.8で約2.4個の地球が必要となる
  • それだけ、日本人は資源を多く消費し、環境に負荷を与えているということ
  • また、アメリカのエコロジカル・フットプリントは9.4gha/人とさらに多く、世界の人々がアメリカ人と同じ生活をするには、5.3個もの地球が必要となってしまう
  • ところで、2006年の世界全体のエコロジカル・フットプリントは2.2gha/人であり、地球の生物学的生産能力である1.8gha/人を0.4gha/人、22%も上回っている
  • この超過は1980年代に始まり、その後はずっと拡大を続けている
  • つまり、自然資源が回復する速度を上回るスピードで、人々が資源を消費しているということ
  • このままでは、近い将来に世界中の人々が飢え、存亡の危機を迎えるときが必ずやってくる
  • そうならないためにも、わたしたちは改めて現状を認識し、地球1個分の生活を送ることができるよう、本格的に環境対策に取り組む必要がある