地域での食育の取り組み
野菜で作った人形劇で「食」の大切さを知る
- 福岡県若宮市の農家の人々を中心に結成した野菜人形劇団「ベジタブル」
- 10代から70代まで23人の男女ボランティアで、生の野菜がしゃべるユニークな人形劇を行っている
- 公民館、直売所、保育園、幼稚園、小中高校など、各地で行う公演は1年間に35回にもなる売れっ子劇団
- 独特のにおいをもった生きた野菜があいさつすると、子どもたちはたちまち野菜が大好きになった
- 大人の言うことは聞けなくても野菜が自ら「食べてね」というと、子どもたちは言うことを聞くそうだ
- 人形は生の野菜なので、毎回、作り直す
- 必ず旬の野菜を使うので、登場人物の顔は毎回変わる
- 同じかぼちゃでも品種が違えば全く別の顔に変わるので、子どもたちは野菜の種類や旬の季節を、人形劇を見ながら実感することができる
- 地元では「子どもの野菜嫌いがなくなった」「野菜に愛着を持つようになった」と高い評価を受けている
- 登場した生野菜は公演終了後、子どもたちにプレゼントしたり、持ち帰っておかずにする
- 物語の中だけでなく、実際に野菜を大切にすることを子どもたちへ伝えるようにしている