なみかわ家のおうちごはん日記

我が家のおうちごはんの記録と日々のあれこれを綴っています

地域での食育の取り組み

今日のひろさん

地域に広がる「手ばかり」の輪

  • 山梨県甲州市の管理栄養士が考案し、市の保健福祉センター、食生活改善推進委員会が支援・推進する運動
  • 「手の大きさは身体発達のものさしになるのではないか」という発想から、1回の食事を「肉や魚」(赤=あかちゃん)、「ごはんやパン」(黄色=きいちゃん)、「野菜」(緑=みどりちゃん)の3つの食品群にわけ、それぞれを手のひらに乗せてはかり、決められた分量を食べることで、食事の栄養バランスを保つようにしようというもの
  • 例えば、ゆでたり、煮たり、いためたりした野菜は、6歳までは両手に一杯、7歳からは片手に山盛り、大人は片手に軽く山盛り
  • 薄切りの肉ならこどもは片手に2〜4枚、大人は片手に3〜4枚が1回の食事量
  • これは、乳児からお年寄りまで、市民1,358人の手の大きさを測ったデータを元に打ち出したもので、「手ばかり」はすべての世代が共感・共有できるものさしになることが分かったのだ
  • 手ばかりを子どもたちに教えるために、各種イベントを利用して寸劇を行い、3つの食品群を表す赤、黄、緑の服を着た可愛いキャラクター「なかよしトリオ」を保健師が演じ、野菜を表すキャラクター「みどりちゃん」を仲良くなってもらい、手ばかりの理解とあわせて野菜嫌いを解消するという狙いもあった
  • 大人向けには、寸劇で啓蒙活動を行い、「食育出前講座」が各地で話題を呼び、手ばかり運動は瞬く間に市民に浸透していった
  • 今では、「塩山式手ばかり」として、この運動を取り入れる自治体が増えてきており、「塩山式手ばかり」は「地域に根ざした食育コンクール2004」で、みごと最優秀賞(農林水産省)に輝いた