食習慣と関係の深い病気
高血圧の引き金になる塩分と肥満
- 心臓がポンプの役目をして体のすみずみにまで血液を送っているが、血液が血管の中を通るとき血管にかかる圧力のことを血圧という
- 高血圧はこの圧力が高くなる、つまり血管に強い圧力がかかりすぎている状態になる
- 高血圧そのものは自覚症状がほとんどなく、その原因を特定することはできないのだが、高血圧になりやすくする危険因子には、遺伝、肥満、糖尿病予備軍、ストレス、喫煙、塩分の多い食事、飲酒習慣などが挙げられ、生活習慣に大きくかかわっていることがわかる
- 毎日の食生活では、食塩をとりすぎないよう注意する必要がある
- 日本人の塩分摂取量は平均で1日11〜12g、日本高血圧学会が定めた目標値は1日6g以下
- 高血圧の人は、普通の人の半分近くにまで減らす必要がある
- 塩分が多いのは、塩辛、漬け物、ラーメンのスープなどのほか、味噌、しょうゆ、ソースなどの調味料
- また、食パン1枚に約0.8gというように、加工食品にはかなり塩分が含まれているものが多いので、外食や加工食品をよく利用する人は特に注意が必要