食習慣と関係の深い病気
メタボリックシンドロームは氷山のようなもの
- メタボリックシンドロームは、氷山にたとえることができる
- つまり、水面上に見えている山が、高血圧や脂質異常、高血糖という症状にあたるが、それは大きな氷山の一角にすぎず、水面下には氷山の大きなかたまりである内臓脂肪、そして代謝機能の不調という問題が潜んでいるということ
- つまり、高血圧、脂質異常、高血糖、内臓脂肪は別々に進行しているのではなく一体となっているので、水面に現れた症状(氷の山)を、例えば薬などでひとつずつ削っていっても、内臓脂肪(水面下のかたまり)がなくならないと、再び次の山が伸びてきてしまうこともある
- また、これらの状態をそのままにしておくと高血圧症や脂質異常症、糖尿病と症状が進み、動脈硬化の原因になり、心疾患、脳卒中などの命にかかわる病気になるリスクが高くなる
- なので、水面下の大きなかたまりである内臓脂肪を減らし、氷山そのものをなくしてしまうという根本からの取り組みが必要になる
- そのポイントは、「生活習慣の改善」、「運動習慣の徹底」、「食生活の改善」、そして「禁煙」
- 特に内臓脂肪は、皮下脂肪に比べ、蓄積されやすい反面、食生活の改善や運動で解消されやすい特徴がある
- いまからでも生活習慣を見直すことで、心臓や脳におこる大きな病気を予防できると考えられている